資料のページ2
この資料は仕事を始めた頃に作成したものです。
一部の果物を除いてカリウムは少なめと書きましたが、患者さんから果物の目安量
を聞かれることは多いと思われます。これを渡しながら患者さんがよく食べる果物
を聞き出しましょう。カリウムが怖くてほとんど食べない患者さんにはビタミン類
や水溶性食物繊維(便秘改善)を補給するために大切なことを説明しましょう
(特に保存期を経験してから透析を導入した患者さん)。
当院では新しい患者さんに渡す初めての資料の1つです。
2016年5月七訂の食品成分表に合わせて改訂しました。
成分値の 修正を行いました。
上の資料の元データはマイクロソフトエクセル®で作成しています。
勤務先で使用したいという方はお問い合わせから連絡願います。
今回は食事の資料ではありませんが、当院にて新しい患者さんに渡している資料の
1つです。透析患者さんは月に1~2回血液検査をしていますが、検査結果の見方
が分からない患者さんが多く、質問されることがあります。
検査結果が記載されている用紙には「健康な人の基準値」が書かれていることが
多いですが、透析患者さんの基準値と違うものがあります。この資料では健康な
人の基準値と透析患者さんの目標値が違う6項目を取り上げ、患者さんにも分かる
ように解説を加えました(健康な人の基準値は当院で依頼している検査会社の数値
であり、検査会社が違う場合は数値に誤差が出る可能性があります)。
糖尿病や高齢な患者さんは視力が低下している人が多く、検査結果の文字や数値を
もう少し大きくしてもらえないかと思います^_^;
上の資料の元データはマイクロソフトワード®で作成しています。
勤務先で使用したいという方はお問い合わせから連絡願います。
透析患者さんはカリウム、リンの過剰摂取に注意する必要がありますが、最近患者
さんの高齢化の影響もありアルブミン(Alb)が低い患者さんをよく見かけます。
この資料は、カリウム、リンが問題ないまたは高めなのにAlbが低めの患者さんに
使用しています(炎症反応(CRP)は問題ない人です)。
摂取カロリーを増やしたい場合は、主食またはカロリーの高い食材を食べることが
理想です。その中でも塩分が増えないご飯は最適ですが、最近の日本人は食べる量
が少なくなり残念です。
高齢な患者さんが「年をとると少食でよい」という発言をすることがありますが、
そんなことはありません。元気な患者さんは「よく食べ、よく動き、しっかり透析
をする」ことを実行しています。
2015年第1弾です。
上の資料と似ていますが使う患者さんは違います。こちらは全体的な栄養不足の
患者さん用です。カロリー(エネルギー)だけでなくタンパク質の摂取量も不足
している患者さんです。いわゆる「PEM=ProteinーEnergy Malnutrition」の
状態です。血液検査ではアルブミン(Alb)だけでなく、カリウム、リン、血中
尿素窒素が低くなります。この状態が長く続くと体重と共に筋力が落ちやすく
生命の危険を伴うことがあるため、早急の対策が重要です。
口から食べる量を増やせる患者さんはこの資料で良いと思いますが、食べられない
患者さんは早期に栄養剤の使用を医師に進言しましょう。